Eロードの最高峰 Domane+ SLR 7|待望の2026年モデルついに登場!

いよいよ登場しました、Domane+ SLR 7 の2026年モデル。美しいフレームデザインはそのままに、アシストユニットが進化。静かなのにパワフル、極上の走りが体感できるEロードに仕上がっています。
今回の主役は新しい TQ-HPR60 モーター。 前モデルよりトルクが10Nm増えて60Nmとなり、パワー・静粛性・効率が向上しています。
2026年モデル|どこが変わった?

- モーター:TQ-HPR50 → 新型 TQ-HPR60 にアップデート
- 最大トルク:50Nm → 60Nm
- 冷却性能と効率が改善され、高負荷でも安定したアシスト
- アシストバイクとは信じがたい静粛性
- Di2 の電源が TQ バッテリーと統合され、充電が一本化
- ディスプレイは前モデル同様モノクロタイプを継続
- フレームは800シリーズOCLVカーボンを継続
- カラーはMatte Deep Smoke継続しつつもロゴカラーなど変更
- 価格:1,500,000円(税込)で据え置き
- 航続距離やレンジエクステンダー対応は従来どおり
フレームやジオメトリーはそのままに、今回はTQモーターまわりを中心にマイナーチェンジをしています。
新型 TQ-HPR60 モーターを詳しく
● 数字で見る HPR60
- 最大トルク:60Nm(HPR50比 +10Nm)
- 最大出力:350Wクラス(HPR50比 +50W)
- サポート比:最大200%
- モーター重量:約1.924kg
● Harmonic Pin-Ring(ピンリング)構造について

HPR60 の特徴は「小型で静かで効率が高い」駆動方式にあります。 複雑なギア構造を使わず、同心円状のリングがかみ合うシンプルな構造で、次のようなメリットがあります。
- 多くの歯が同時にかみ合うため効率が高い
- 機構が小さく、モーターを軽くできる
- ギアノイズが少なく静か
● ロードバイクらしい自然さの理由
- モーターがコンパクトで Qファクター(163㎜)が広がらない
- アシストが切れた時の抵抗が小さく、ペダリングが軽い
- 走行中は風切り音が主で、モーター音がほとんど気にならない
● HPR50 からの進化ポイント
- トルクが20%アップ(50→60Nm)
- ピーク出力の向上
- 熱対策の改善のため冷却フィンが追加、長い登りでもパワーが落ちにくくなりました
- 効率チューニングで、アシストの質がよりスムーズに
まとめると、軽さと自然なフィーリングを維持しながら、登坂性能と持久性が向上したモーターに進化しています。
● 電源統合による使いやすさの向上

そして2026年モデルでは、Di2 電動変速の電源が TQ バッテリーと統合されました。充電系統が一本化され、日々の管理がよりシンプルに。Eバイクとしての扱いやすさが一段と向上しています。
Domane+ SLR 7(2026)の主な仕様と特徴
● フレーム:800シリーズ OCLV カーボン

軽さ・しなやかさ・剛性のバランスに優れたカーボンで、Eロードでありながら軽快な走りを実現します。さすがハイエンドバイクと思わせてくれる加速のキレがあり、平地ではあっという間に、アシスト上限の24㎞/hを越えます。
● コンポーネント:シマノ アルテグラ Di2(12速)
信頼性が高いシマノのセカンドグレードのUltegra Di2を搭載。電動変速で、アシストとの相性も良好です。静かなアシストと静かで確実な変速の組み合わせは、ストレスフリー。美しい景色を堪能したり、ライドをより楽しむことができます。

しかも!Di2への給電もなんと、TQのバッテリーから行っています。前作はそうじゃなかったので、これも進化ポイントです。もう変速用のバッテリー残量を別で気にしなくてよくて、充電はTQバッテリーだけ。シンプル! こういう実用面の進化はじわじわ効いてきます。
● ホイール&タイヤ:Aeolus Pro 37 × 32C チューブレス
軽量カーボンホイールと32Cタイヤの組み合わせで、快適性と安定性のバランスが高く、ロングライド向き。37㎜リムハイトのおかげで平地での高速巡行も問題なし、32Cのチューブレスならちょっとした未舗装路も問題なし。万能なバイクに仕上がっています。
● 快適性:リア ISO Speed

DomaneのIso Speedは細かな振動を抑えてくれるため、長い距離でも疲れにくく、路面の悪い道でも安心して走れます。32Cのチューブレスタイヤとの組み合わせで、路面の凹凸を吸収して、とにかく快適です。
● 航続距離:エコモードで約96km
メーカー公称値では航続距離は約96㎞。このあたりは乗り方や走る場所、アシストよってもだいぶ変わります。時速24㎞まではあっという間で、意外と平地ではアシストを使っていないから公称値以上に走れる、ということもあれば、1日にヒルクライムを複数本つなぐようなルートであればバッテリーの減りは早いです。
ですが、外付けバッテリー(レンジエクステンダー)の追加もできますので、ご安心ください!

ちなみに、アシストは3段階(Hi/Mid/Low)です。STIレバーの下側についている左右のボタンで操作します。このボタンも2026年モデルから新しくなりました。これまでのブラケットカバーで挟んで抑える方式から変更されて、ボタンの位置が安定した感じです。
どんな人におすすめ?
- ロードバイクの楽しさを残しつつアシストも欲しい人
- 坂が多い地域に住んでいる人
- 仲間と同じペースでロングライドを楽しみたい人
- アシスト感が強すぎるEバイクは好みでない人
- 静かで自然な乗り味を求めるロード乗り
- 軽さと快適性を両立したEロードを探している人
「普通のロードバイクの楽しさを残しながら、距離と行動範囲を広げたい」という人には、とても相性の良い1台です。
オーナー目線の「待望感」

私が Domane+ SLR 7 を購入したのはちょうど1年前。入荷が少なく、販売期間もとても短かったので、「こんなに良いのに勧めたくても勧められない」というもどかしさが正直ありました。
Domane + SLR7のおかげで、ライドの幅がぐんと広がりました。登り坂では仲間と話しながら走る余裕が生まれ、平地では30km/h前後の巡航にもついて行ける。Eバイクなのに、ちゃんと脚を使って、ちゃんと走った満足感がある。これまで避けてきた、坂のあるルートにもチャレンジできて、坂が坂ではなくなっていくような感覚、これはDomane + じゃなければ味わえない新しい体験です。
そして今回の2026年モデル。モーターがパワーアップ、さらにDi2の給電まで一本化しているのに、価格は据え置きの150万円。正直、うらやましいアップデートです…!
でもそれ以上に、このバイクのよさを知っていただける機会がやってきた、という喜びのほうが大きいです。
メディアレビュー紹介|スタパ齋藤さんも絶賛
家電Watchのレビューでは、以前Domane+ SLR を実走したスタパ齋藤さんが高く評価しています。
ざっくりですが、レビューの内容としては、
- 登りがとても軽く、アシストが自然で扱いやすい
- カーボンフレームの快適性が高く、下りも安定
- 体重約100kgで奥多摩往復(54㎞ほど)走ってもバッテリー残量50%
じつは、私がDomane+ SLRを所有していることをご存知のスタパさんが、 奥多摩ライドを終えてすぐ、勢いそのままに私にメールを送ってくださいました。
「青梅〜奥多摩湖を走ってきましたが、このバイク最高でした。登りも軽くてとても快適です。」
「カーボンの快適さも良く、宮崎さんがこれを選んだ理由がよく分かりました。」
など、読んだ瞬間、「相当気に入ってくれた」と分かる内容でした。
普段から数多くのe-bikeを試している方が、試乗直後の熱量のまま思わず共有したくなる── Domane+ SLR の完成度がそれだけ高いという何よりの証拠だと思います!
